人事労務相談、就業規則の作成、給与計算、労働社会保険各種届出手続、助成金等 - 新宿区高田馬場 社会保険労務士 小林事務所

小林事務所便り (2003/3/5) アーカイヴ

1. はじめに

インフルエンザが猛威を振るい、体調管理にも注意をしなければならない日々が続いております。
 春の便りの聞かれる3月に入りますので、暖かい兆しが訪れることをついつい期待してしまいます。春が待ち遠しいのは、日本の景気も同じことです。

2. 労働経済から

いよいよ春闘の本番を迎えましたが、今年はベアを要求するどころか、一部超有名企業が定昇の廃止や賞与「0」、あるいは逆に減額といった厳しいものになっておりますのは、既に新聞等で報道されているとおりです。これらをまねすることはありませんが、懐と相談することは必要と考えます。

3. 社会問題から

 政管健保の介護保険料率が1000分の8.9(これを労使折半)と改定されることになります。
 また、総報酬制の導入に伴い健康保険料率が4月より1000分の82 (これを労使折半)と改定(5月給与支給分より変更)されますので、ご注意ください。

4. トピックス

「3.社会問題から」で健康保険料の話をしましたが、厚生年金保険料率も総報酬制の導入に伴い4月より1000分の135.8 (これを労使折半)と改定(5月給与支給分より変更)されますので、併せてご確認ください。
 また、既に社会保険事務所より算定基礎届のFD申請の件で書類が届いているかと思います。今年はまだ、FD申請は一般的でないことから、FD申請は行いませんので、お手元の葉書を破棄して頂くようよろしくお願いします。

2003年3月5日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2003/1/31) アーカイヴ

1. はじめに

暖冬といわれていた今年の冬ですが、予想とは違い、大変厳しい寒波に見舞われています。
 乾燥しているせいか、風邪を引いている方が大変多いようです。
 手洗いやうがいを励行して風邪の予防に努めましょう。

2. 労働経済から

自発的離職者よりも、リストラなどによる非自発的離職者のほうが多く、特に40歳代以上の方では、その傾向が顕著になってきています。
 また、40歳代以上の方の再就職は大変厳しくなっております。平成の大不況の影響と思われます。

3. 社会問題から

 1年以上勤務されている方が退職した際に病院等にかかっていた場合には、継続療養給付が受けられましたが、今年の4月より健康保険法の改正に伴い、負担料率が3割となってしまうため、この継続療養給付は3月までの実施となってしまいました。ご了承ください。

4. トピックス

トヨタ労組が「ベア要求をしない」という方針を打ち出したと新聞に報道されていました。日本で一番収益を上げている会社がこのような対応を取ったということは、今春闘に多大なる影響を及ぼしそうです。
 最近はデフレで物価上昇も変動がないことからも、ベアのアップは行わずに定期昇給のみで話し合いが行われる企業が多くなりそうです。 
 昇給も含めた賃金体系というものを、再検討する必要性がありそうです。

2003年1月31日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2002/9/27) アーカイヴ

1. はじめに

猛暑だった夏もようやく終わりを告げ、さわやかな季節の到来となりました。
 運動会や社員旅行といった行事が行われれるのも、このころが多いようです。
 日頃のストレスを大いに発散して、リフレッシュに努めましょう。

2. 労働経済から

厚生労働省は、失業手当の財源となる雇用保険料を10月より0.2%(これを労使折半負担)引き上げる決定をしました。
 これにより、10月分の給与より雇用保険料が改正されますので給与計算の際、ご注意ください。

3. 社会問題から

日米両国は年金通算協定を結び、自国民が相手国で働いた場合に公的年金保険料の二重払いや掛け捨てが起こる問題を2004年をメドに解消する見通しです。
 これにより、個人や企業の負担を軽くすることで、日米間の労働移動を円滑にすることが容易になりそうです。

4. トピックス

雇用の流動化に対応するための社会保障制度の改革案が出揃ったようです。
 厚生労働省は、失業した会社員や待機中の派遣労働者が希望すれば、厚生年金に継続加入する制度を提示しました。
 失業中も厚生年金に継続加入できれば、老後に受け取る厚生年金の減額も避けられ、国民年金に移行する手間も省けます。
 但し、保険料は全額自己負担となるため、保険料がかなり高額になってしまうという問題点もあり、今後の課題とされているようです。

2002年9月27日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2002/8/1) アーカイヴ

1. はじめに

8月は夏休みを取る事業所さんも多いようです。
 普段のストレス解消や、家庭サービスの穴埋めをされる方も多いと思いますが、事故等に注意して、楽しい一時をお過ごしください。
 因みに、当事務所はまだ未定です。 

2. 労働経済から

厚生労働省は、失業者が予想以上に発生したことと、不況の影響による保険収入不足により、この秋に0.2%、来年の4月に更に0.2%の雇用保険料の値上げを行うつもりのようです。
 痛みだけの構造改革だけは、勘弁してほしいものです。 

3. 社会問題から

今月は算定基礎届けの提出月です。
 すでに訪問して手続き等が終わっている事業所さんもありますが、まだ終了していない事業所さんも、これから伺って手続きを進めていきますので、ご協力をお願いします。
 期限は原則8月10日までですので、よろしくお願いします。

4. トピックス

年金の問題がいろいろ取り沙汰されております。
 確かに国のやり方もおかしなところがあり、我々国民が不安がるのも無理のないところです。
 但し、私の個人的意見ですが、とりあえず、年金の受給権だけは取得しておくよう、保険料をお支払いすることをお勧めします。
 権利を得ておけば、安心ですし、 いざというとき障害、遺族という年金も受給できます。

2002年8月1日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2002/6/28) アーカイヴ

1. はじめに

この季節は、湿度が高く、じめじめして過ごしぬくいのですが、健康管理には十分注意して、お過ごしください。
 この事務所だよりも、今月より少しだけですが、イメージチェンジを図りましたので、今後ともご愛読のほど、よろしくお願いいたします。 

2. 労働経済から

厚生労働省は、雇用保険改革で失業給付日数を正社員、パート社員という働き方の違いで、給付内容を区別している現状のやり方を一新し、一本化の方向で行っていく旨を示しました。  審議中ですが、来年4月から実施したい意向のようです。

3. 社会問題から

夏季のボーナスを支給する季節となりました。ボーナスを支払われたなら、社会保険の賞与支払い届けを提出することになりますので、当事務所までご連絡ください。
 その際、支給日と社会保険に加入している方の賞与合計をお知らせください。

4. トピックス

毎年8月になりますと、社会保険の算基礎届けの提出が行われます。
 これは、5月、6月、7月に支払われた賃金の平均額を求め、新たに保険料を決定するために、届出を行うものです。
 準備書類として、賃金台帳と出勤簿が必要です。
 7月の中旬以降に伺わせて頂き、随時準備を進めていきたいと思いますので、お忙しいとは思いますが、ご協力のほどお願いいたします。

2002年6月28日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2002/5/31) アーカイヴ

1. はじめに

梅雨の走りのような天候が続いております。暑くなったり、涼しくなったりで体調の維持も大変ですが、皆さんは如何でしょうか。
 いよいよワールドカップも開幕です。
 日本にはぜひ頑張っていただき、明るい話題を提供してもらいたいものです。

2. 労働経済から

5月20日まで、労働保険料の年度更新が行われていました。申請は労働基準監督署にて行うのですが、景気を反映してか、昨年度の確定保険料が概算保険料を下回り、充当の場合が非常に目に付くということでした。ここでも、景気の低迷がよくわかります。

3. 社会問題から

人材派遣で働く人のための新しい健康保険組合、人材派遣健康保険組合が、厚生労働省の認可を受け誕生しました。
 断続的に働く派遣スタッフの事情に配慮し、求職期間中も継続して加入できる仕組みになります。
 この組合には132社もの会社が参加し大規模健保になりました5. トピックス 厚生労働省は社会保険と労働保険で別々になっている保険料の徴収体制を2003年度から一元化するようです。
 予定では、今年の夏までに改組案をまとめて、来年度予算の概算要求に盛り込むようです。
 今のところ、都道府県ごとにある社会保険事務局内に両業務を集約する徴収センターを設置する方向のようです。
 いずれにしても、納付する側の親身になって改革を行ってもらいたいものです。

2002年5月31日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2002/4/30) アーカイヴ

1. はじめに

風薫る季節となりました。新入社員の方も少しづつ会社に慣れ、落ち着いて仕事ができるようになるころと思います。
 景気のほうも、多少ながら回復したきたという話も聞こえるようになりました。 今までの苦労を一気に解消するよう頑張りましょう。

2. 労働経済から

ワークシェアリングを導入した会社に助成金を支給しようという案があるようです。今年の春闘においては盛んにこの言葉が飛び交いました。
 この制度は、主にヨーロッパにおいて導入されたもので、雇用の機会を増やそうとするものです。また、情報が入りましたら、お知らせします。

3. 社会問題から

4月より第3号被保険者(一般的にいう主婦)の届出を事業主が行うことになったことは前月号でお知らせしましたが、その際、第3号被保険者の年金手帳と、3枚目の右下の欄に、本人(主婦)の署名、押印が必要となります。
 現状、不慣れなせいか、忘れるケースが目立ちますので、ご注意ください5. トピックス中小企業雇用創出助成金、中小企業高度人材確保助成金を支給申請される場合で、対象労働者の雇入れが平成14年10月1日以降のものにつきましては、提出する添付資料が今までに比べ、増えておりますのでご注意ください。
 特に、労働保険料を滞納している事業主の方には助成されませんし、助成額も労働保険申告書の保険料を基にして、算出する方法に変りますので、ご注意ください。

2002年4月30日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2002/4/1) アーカイヴ

1. はじめに

いよいよ4月で春本番です。陽気と一緒で、不況もそろそろ終わりにしてもらいたいところです。
 また、新年度になり新しい銀行ができたりしましたが、現金が引き出せないトラブルも起きています。私は準備万端整えて仕事をしていきたいと思っています。2. 労働経済から
4月1日より5月20日の間で労働保険の年度更新を行います。この件で当事務所より訪問いたしますが、平成13年4月から平成14年3月までの雇用保険加入者の賃金合計と、パート、アルバイトの方の賃金合計をそれぞれ計算しておいて下さい。これには賞与、交通費も入りますので、よろしくお願いします。

3. 社会問題から

この4月の給与支給分より介護保険料率が改正されます。今までは1000分の10.9でしたが1000分の10.7(折半負担で1000分の5.35ずつ)となります。
 また、4月より3号被保険者の届出が事業主が行うことになりました。一部届出用紙が変更になりますので、ご注意ください。

4. トピックス

4月からの育児・介護休業法の改正で、前月号に補足する主な点は下記の通りです。
 小学校就学始期に達するまでの子を養育する労働者または、要介護状態にある対象家族を介護する労働者が、その養育または介護するために請求した場合は、1ヶ月について24時間、1年について150時間を超えて時間外労働をさせてはいけないことになりました。
(但し、事業の正常な運営を妨げる場合を除きます)

2002年4月1日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2002/2/27) アーカイヴ

1. はじめに

厳しかった冬もようやく終わりに差し掛かり、春が近くに感じられる季節になってきました。
 長引く不況も、早く冬を脱して、春になってもらいたいものです。
 また、年度末になり多忙な時期ですが、頑張っていきましょう。

2. 労働経済から

「将来人口推計」によると、出生率は2000年で1.36。平均寿命は男77.64歳、
女84.62歳で少子高齢化が益々加速され2006年に人口がピークになると予測しています。
 また、65歳以上の高齢者は2025年には約3500万人となり2000年と比べ57%増加すると予測しています。

3. 社会問題から

政府管掌健康保険の被保険者の負担割合が3割にほぼ決定しました。 来年の4月より導入の予定です。
 小泉首相が言っている構造改革が国民の「痛み」だけに終わらないように切に祈るばかりです。少子高齢化とも併せ、医療、年金制度は今後厳しい状況になりそうです。

4. トピックス

 4月からの労働・社会保険関係の主な改正点は下記の通りです。
①育児休業の勤務時間短縮等の措置を講ずる年齢が現状1歳から、3歳に引き上げられます。
②適用事業所に使用される65歳以上70歳未満の方は厚生年金の被保険者とされ、保険料が徴収されることになります。
これにより、対象の方については、新たに資格取得届を提出する必要があります。
また、報酬によって、厚生年金が停止される場合があります。

2002年2月27日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2002/1/30) アーカイヴ

1. はじめに

1年で1番寒い季節となりました。健康面には充分注意され、風邪など引かぬようにお過ごし下さい。
 また、冬季オリンピックが開催されます。長野オリンピック以上の日本勢の活躍を期待しています。

2. 労働経済から

完全失業率が、史上最悪を更新しています。政府もいろいろと雇用対策を打ち出してはおりますが、なかなか決定打となる打開策を放つことができないようです。
 特に、40歳以上の非自発的失業者(リストラ、倒産等による)が急増している点が気がかりです。

3. 社会問題から

政府管掌健康保険の患者負担が3割と小泉首相は強く要望していますが、坂口厚生労働大臣は、2割の維持を模索しており、政府内部でも意見が分かれているようです。
 保険料の値上も予定されており、3割負担になればダブルパンチを受けた格好になってしまいます。

4. トピックス

2002年春闘が始まりました。今年は賃上げといった今までのような要求は完全に姿を消し、ワークシェアリング等を導入して、雇用の維持を図るという形に様変わりしてきています。
 また、同業種間でも、企業によって収益が二極化しており、各組合の足並みが揃わない様相を呈しています。
 最近、労働組合の組織率の低下が言われてきていますが、益々拍車がかかってしまいそうです。

2002年1月30日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り