人事労務相談、就業規則の作成、給与計算、労働社会保険各種届出手続、助成金等 - 新宿区高田馬場 社会保険労務士 小林事務所

小林事務所便り (2004/11/29) アーカイヴ

1. はじめに

毎年同じ感想になってしまいますが、早いもので今年ももう、最後の月になってしまいました。年齢を重ねるごとに、1年が経過するのが、だんだんと早くなっていく感じがします。
 ついに私も中年と呼ばれる年代になってしまいました。

2. 労働経済から

国税庁の平成15年民間給与実態統計調査によると、前年に比べ平均給与は0.9%減少し、平成10年から6年連続で前年比減少していることが明らかになりました。特に賞与については、事業所規模間での格差が顕著に見られるとの報告がされております。

3. 社会問題から

9月に随時改定、10月に保険料率の改定と保険料の金額が以前と比べ大きく変更になっております。徴収ミス等が起こりやすくなり、また、今後1年の保険料額が決定される時期でもあります。
 後で慌てないように、保険料告知書と給与の社会保険料とをご確認ください。

4. トピックス

賞与の季節となりました。支給した際は賞与支払届の提出が必要ですので、当事務所まで御連絡ください。
 また、労働経済の欄でも述べましたが、特に賞与については事業規模でかなり格差が出ております。一部景気が上向きである報道もなされておりますが、特定の大企業での話で、事業所数のほとんどを占める中小企業においてはその傾向には至っておらず、賞与支給額の格差に繋がっているものと推測されます。
 来年こそ景気の良い年にしたいものです。

2004年11月29日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2004/11/5) アーカイヴ

1. はじめに

深まり行く秋を感じる季節となりました。紅葉がまばゆく染まっていく風景はいかにも日本的だと思うのですが、都会に暮らしていると、そのような風景も見ることがなくなってしましました。今年は、少しでも田舎にいた頃の秋を感じてみたいと思います。

2. 労働経済から

10月1日より地域別最低賃金が改正されました。東京都は時間額710円で、神奈川県は708円となります。これは、アルバイト、パートの方も含めてすべての従業員に適用されます。この中には、通勤手当、残業代、精皆勤手当、家族手当は算入されませんので、給与を決定する際は充分にご注意ください。3. 社会問題から前月号でもお知らせいたしましたとおり、10月より厚生年金保険料が改定(0.354%のアップでこれを労使折半)されましたが、実質的には今月に支払う給与より新保険料が適用されますので、保険料変更の手続をお願いします。これと同時に賞与についても、この保険料率となります。

4. トピックス

社会保険庁は、年金保険料の企業負担を逃れるために企業が「休業する」などと偽って厚生年金を違法に抜ける「偽装脱退」をなくすため、全国調査に乗り出します。その対象は、今年に入って受理した脱退届約4万件で、偽装脱退が分かれば、厚生年金に再加入させ、遡って保険料を徴収する考えです。昨年より社会保険の脱退については、審査が厳しくなっておりましたが、今回は偽装脱退があることが判明したため、このような調査を行う模様です。

2004年11月5日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2004/10/4) アーカイヴ

1. はじめに

今年は、台風の本土上陸が史上最高を更新しました。紀伊半島沖での地震や浅間山の噴火など、自然の怖さを実感せざるを得ません。日頃より救急袋や避難場所の確認等をしておき、天災に備える準備をしておくことが必要かと思います。

2. 労働経済から

完全失業率が4.9%に上昇しましたが、これは自発的離職者の増加が増えたことによります。背景には、景気の回復がされ始めたためで、より有利な条件を求めて転職する人が増えたことによるようです。なかなか、景気の回復を実感することはありませんが、本物の景気回復であることを祈るばかりです3. 社会問題から7月に提出した算定基礎届の報酬月額改定が今月より適用されます。10月支給分給与より変更となりますので、該当される方につきましては手続の漏れのないようご注意ください。また、月額変更手続も届出、および保険料変更手続をお忘れのないよう、よろしくお願いします。

4. トピックス

10月より厚生年金保険料が改定(0.354%のアップでこれを労使折半)されます。実質的には11月に支払う給与より新保険料が適用されますので、今のうちからご準備ください。これからしばらくの間、毎年保険料が上がることになります。いろいろ文句は言いたいところかと思いますが、よろしくお願いします。また、この影響があるかも知れませんが、正社員比率が減少傾向を示しております。国の制度がよくならないと、このような対応を企業も取っていかざるを得ないのは仕方の無いことかもしれません。

2004年10月4日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2004/9/3) アーカイヴ

1. はじめに

今年の夏は、猛暑となりました。
 毎日が真夏日で、私もいささか夏ばてをしてしまったようです。皆様は如何な夏を過ごされたでしょうか。
 まだまだ、暑い日が続きそうですが、季節の変わり目は体調を崩し易いので、健康管理には充分にお気をつけ下さい。

2. 労働経済から

毎年改定される最低賃金法ですが、今年は改定を行わないことのようです。昨年と同じ、1時間当り、東京は708円、神奈川は707円ということになります。なお、業種によってはもっと高い賃金基準が設定されておりますので、ご注意ください。

3. 社会問題から

健康保険組合連合会が集計した全国の2003年度の決算見込みによると、5年ぶりに経常収支の合計が黒字になったということです。ただし、全体の43%の組合がなお赤字の状態が続いているとのことです。健保組合の解散も歯止めがかからず、財政は依然厳しい状況にあるということです。

4. トピックス

民主党が提出した年金改革法案の廃案要求は、自民、公明両党の反対多数により否決されました。これにより、この秋より社会保険料が値上げされることになりました。厚生年金保険料は最終的には18.3%まで引き上げられますが、トヨタの奥田会長が、15%が限界と発言しており、今後の情勢が気になるところです。
 経団連会長のこの発言をもっと強く訴えてもらい、少しでも保険料率が抑えられることを祈るばかりです。

2004年9月3日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2004/7/2) アーカイヴ

1. はじめに

早いもので、今年も半分が過ぎ、うっとうしい梅雨の季節を迎えました。
今年の夏は、昨年の冷夏と違い、暑いと予想されていますが、如何のものでしょうか。
 個人的には、汗っかきで大変ですが、夏は暑いほうがよいと思っています。

2. 労働経済から

昨年度の過労死の件数が発表されました。2003年度は、過去2番目に多い157件だったことが厚生労働省より発表されました。
 また、うつ病などの精神障害認定も108件となり、こちらは過去最高となりました。ここにも、政府の景気対策の失敗の余波が現れていると思います。

3. 社会問題から

年金改革法案が、与党の強行突破で国会を通過しました。一部には、改悪法案との声もありますが、私も個人的にはそのとおりだと思っています。
 取りやすいところから取るだけで、根本的な解決が何等されておりません。どうにか、ならないものでしょうか。

4. トピックス

労働保険の年度更新が終了したと思ったら、社会保険の算定基礎届の時期となりました。
 支給日が、456月の分が対象となります。5月末締めで6月10日に支給した場合は、6月10日に支払った報酬が、算定基礎届の6月分となります。
 また、67月にかけて、賞与を支給する事業所様もいらっしゃいます。賞与支払届の提出が必要となりますので、ご連絡ください。忘れてしまいますと、賞与分が、本人の年金に反映されなくなりますので、充分ご注意ください。

2004年7月2日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2004/5/31) アーカイヴ

1. はじめに

桜が咲いたと思ったら、新緑の季節となり、早くも梅雨の季節が近づいてくる時期となってしまいました。
 日本は四季の移り変わりがはっきりしているので、情緒あふれる文化も育ったということですが、私はただあわただしく過ごしてしまっています。

2. 労働経済から

5月の連休明けより五反田職業安定所が廃止されました。そのため、目黒区、品川区、港区の事業所様、及びこれらの区にお住まいの方で失業保険を受給されようとしている方は、手続の場所が従来と変わりますので、ご注意ください。

3. 社会問題から

昨年より算定基礎届の対象月が一月づつ早まり、456月が対象となります。
 6月の給与を支払ったら、早めに準備をしておくと慌てなくてすみます。
 手続は7月の上旬が予定されていますので、よろしくお願いいたします。

4. トピックス

 もめにもめている年金改革ですが、懸念したとおり、国民が思っているような改革にならずに終わってしまいそうです。 特にひどいのは、国会議員、更には閣僚でさえ、保険料を払っていなかった人がいるということです。江角マキコさんもCMには出たものの、年金を払っていないばかりに、かなりのパッシングを受けたようですが、国会議員の偉い先生方には何かあったのでしょうか。小泉さんもこの件については、「今後注意すればいい」みたいなことを言っているようでは救いようがないと思います。 

2004年5月31日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2004/4/27) アーカイヴ

1. はじめに

桜の開花宣言が早かった割には、比較的長く花見を楽しめたかと思います。
いよいよ風薫る5月となりました。1年中で私のもっとも好きな季節になりました。
 暖かくなって来て、脂肪の燃焼率もよくなってきますので、運動をして余分な脂肪を落とそうと思っています。

2. 労働経済から

労働局より、緑色の封筒に入った書類が送付されてきます。既にご連絡を頂き手続を済まされた事業所様も多く居られますが、まだの事業所様につきましては、早めの手続をお願いします。私の都合で遅れている場合もございますが、ご了承の上、よろしくお願いいたします。

3. 社会問題から

年金改革について、国会でもめにもめています。その場しのぎの政策しか出せない政府ですので、野党が噛み付くのも当然ですが、その野党ももう少ししっかりしてもらいたいところです。野党もだらしないがために、いつまでもその場しのぎの政策で落ち着いてしまうような気がしてなりません。

4. トピックス

現在国会では年金改革についてもめにもめておりますが、その一方で、無年金障害者の救済対策についても検討されております。
 これは任意加入の時代に加入しないままに障害を負ってしまい、障害基礎年金を受け取れない方についての救済策を協議するものです。
 年金不信はあるものの、老後だけでなく、遺族、障害についても年金として支払われるものですので、万が一の際の保険として年金は納付してほしいと思っています。
 

2004年4月27日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2004/3/29) アーカイヴ

1. はじめに

新しい年度ともいえる4月となりました。新入社員への手続や教育など、忙しい時期となりました。
 また、だんだん暖かくなり、過ごしやすい季節にもなってきます。
 冬の運動不足を解消するため、体を動かす準備をしようと思っています。

2. 労働経済から

毎年、4月~5月20日にかけて、労働保険料の年度更新が行われます。今年は大幅な改正がありませんので、昨年と同じように手続を進めて問題ないかと思います。労働局より、例年緑色の封筒に入った書類が送付されてきます。当事務所にて手続いたしますので、ご連絡ください。

3. 社会問題から

 年金保険料について、日本とアメリカで二重払いの解消を行うべく、協定が結ばれました。これにより、余計な負担から免れることができます。因みに、2005年度中に発効を目指しているとのことですので、実際には、この適用を受けるのはもう少し先になりそうです。

4. トピックス

平成16年3月より、政府管掌健康保険の介護保険料が、1.11%に引き上げられます。手続き的には、4月支払の給与分より介護保険料が変更することになりますので、手続忘れのないようにお願いします。
 また、一部の健康保険組合では、保険料率の変更を行っている組合もあります。ほとんどが、3月から変更になっているようですので、同様に4月支払の給与分より保険料が変更することになりますので、よろしくお願いいたします。

2004年3月29日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2004/2/26) アーカイヴ

1. はじめに

今年の冬は、気温の低い割には比較的暖かく感じられる日々が続いているように思われますが如何なものでしょうか。
 3月は年度末となり、何かと忙しい時期になりますので、充分に健康面には注意をして、元気でお過ごしください。

2. 労働経済から

厚生労働省は、65歳定年制を義務化しようとしていますが、経済界の猛反対により、その実施はかなり難しいようです。高齢者を引続き雇用するということは、若い労働力の採用を抑制してしまう恐れがあり、年金受給年齢まで定年を引き上げたい厚生労働省には頭の痛い課題となっているようです。

3. 社会問題から

政府官掌の健康保険の事業所様におかれましては、新保険証との差し替えを行いました。
 今回より、被扶養者にも一人一枚の配布となります。紛失した場合など、サラリーローン等で悪用される場合もあるようですので、取扱には充分ご注意ください。

4. トピックス

年金改革で一番の関心事であった厚生年金の適用者の拡大(週20時間以上は加入義務)について、その検討は5年後に先送りになりました。これはおそらく、夏に実施される参議院選挙を睨んでの対応かと思います
 この件につきましては、私的には少しほっとしたところですが、今の国会議員は、選挙で勝つことしか頭になく、本来の国民のために国をよくしようとする姿勢がほとんどないように思われます。
 何度も言うように、国民が納得する制度を作り上げてもらいたいものです。

2004年2月26日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2004/1/30) アーカイヴ

1. はじめに

今年のお正月はいかがお過ごしになられたでしょうか。
 季節的には1年中で1番寒い時期になりました。晴天の日が多く、乾燥している日々が続いておりますので、くれぐれも風邪などひかぬよう、お過ごしください。

2. 労働経済から

労働組合の組織率が年々減少しております。最近の春闘をみても雇用維持が重要課題となり、昔のような賃上げ要求という、季節の風物詩的なものは影を潜めてしまいました。特に最近の若者は、労働組合の存在意義も理解されていない方が多くなりつつあり、それも一つの要因のようです。

3. 社会問題から

政府官掌の健康保険の事業所様におかれましては、本年3月を目途に、新保険証との差し替えを行う予定になっております。
 社会保険事務所から送付されてくる案内により実施されます。手続は当事務所にて行う予定ですのでご連絡ください。

4. トピックス

年金改革がほぼ見えてきました。保険料の上限は18.35%(労使折半)になり、本年10月より0.354%づつ毎年保険料を引き上げていこうというものです。
 また、厚生年金の適用者の拡大(週20時間以上は加入義務)に伴い健康保険の加入条件も同様にしたいとの考えのようです。
 ふたを開けてみれば、結局問題を全部先送りにした内容で、なんら根本解決になっていないような気がします。
 国民年金の未納者問題も解決することが先決と思いますが如何でしょうか。
 

2004年1月30日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り