人事労務相談、就業規則の作成、給与計算、労働社会保険各種届出手続、助成金等 - 新宿区高田馬場 社会保険労務士 小林事務所

小林事務所便り (2005/9/30) アーカイヴ

1. はじめに

今年の夏は昨年以上の猛暑となりました。また、台風や局地的な雷雨もあり、自然の怖さを身近に感じたような気がします。
 しかしながら、ようやく清々しい季節となりました。心のほうも晴ればれといきたいものです。

2. 労働経済から

厚生労働省は労使間で労働条件を決める際の基本的なルールや手続を定めた「労働契約法」(仮称)の制定を目指す方針を決めたもようです。
 就業形態が多様化し、労働の最低条件を一律に定めた労働基準法では対応しきれなくなったためのようです。

3. 社会問題から

7月に算定基礎届を提出しましたが、それを基に10月の給与支給分より、社会保険の標準報酬月額の変更がある方がいると思いますので、ご確認をお願いします。また、それに併せて、厚生年金保険料も被保険者負担が7.144%になりますので、ご注意ください。

4. トピックス

少子高齢化に伴い、様々な制度ができております。Q&Aの法改正もそうですし、それに伴って、Q&Aの手続きをして標準報酬月額が下がっても、厚生年金の標準報酬月額を従前のままの等級でみなしてくれるという制度が、新たに創設されております。
 Q&Aの申請書を「健康保険・厚生年金保険育児休業等終了時報酬月額変更届」といい、従前の等級とみなしてくれる申請書を「厚生年金養育期間標準報酬月額特例申出書」といいます。

2005年9月30日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2005/8/30) アーカイヴ

1. はじめに

夏はいかがお過ごしになったでしょうか。満喫された方、休みを取れなかった方等いろいろでしょうが、今年も1/3を残すことになりましたので、頑張っていきましょう。 また、この時期になりますと、夏の疲れが出やすくなります。水分を充分に取り、健康に注意しましょう。2. 労働経済から
アスベストの件で、労災給付関係にいろいろと不都合が出ているようです。労災給付は、事柄により時効期間が異なりますが、今回の件は5年が時効です。 これでは過去の分が救済できないということで、急遽延長する動きが出ております。しっかりした対応が望まれます。

3. 社会問題から

厚生労働省は、少子化対策として、出産一時金などを増額する一方、傷病手当金や埋葬料は減額する方向で見直しに着手するようです。最近は精神的な病気により傷病手当を申請する方が増えておりますので、給付節減の措置のように感じられます。

4. トピックス

有効求人倍率が増加傾向にあります。これは企業が人の採用を増やしていることの表れです。この数字により、景気も回復傾向にあるという見方もできます。 それでも、ハローワークに行くと、失業者で朝などは人で溢れそうになるくらいです。
 相変わらず、需給と供給のミスマッチが続いているようです。
 ニートと呼ばれる方々もいて、なかなか難しいご時世ですが、個人的には若い方には、とにかく仕事に打ち込んでもらいたいところです。

2005年8月30日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2005/8/2) アーカイヴ

1. はじめに

いよいよ夏本番となりました。
 夏休みを計画されている方も多いと思います。昔に比べて、帰省ラッシュなど、分散化傾向にあり、大渋滞も多少解消されつつありますが、国民大移動の様相は変わらないようです。心にゆとりを持って出かけましょう。

2. 労働経済から

求人に伴う年齢制限につきまして、今までは努力義務でしたが、今後は限りなく年齢制限をしてはいけないということで職業安定所より指導を受けました。各事業所ごとで、いろいろ事情はあろうかと思いますが、極力求人の際には年齢制限をしない様に、ご協力をお願いします。

3. 社会問題から

 すべての年金受給者が受け取る基礎年金を賄うのに必要な現役世代の保険料負担が2003年度は一人当たり月14800円となり、過去最高になりました。これは高齢化で年金受給者が増える一方で、国民年金の未納率が36%台の高止まりになっている影響が考えられます。

4. トピックス

障害者雇用の問題で、悪質な企業につきましては、2社が会社名を公表されましたが、行政官庁においても法定の率を遵守していないケースが散見されることが判明しました。民間にだけ取締りを厳しくし、身内である行政機関については、大目に見ているというやり方は、納得がいきません。こういったようなことは、他の様々なところで見受けられます。
 先月号で、多少対応がよくなったような話をしましたが、残念ながら、まだまだ至らぬ点が多いようです。

2005年8月2日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2005/6/29) アーカイヴ

1. はじめに

うっとうしい梅雨の季節となりました。早く梅雨が空けてもらいたいところです。 今年はどんな夏になるかわかりませんが、今のうちから暑さ対策は万全にしておきたいところです。
 水分を多めに取るなど、健康管理にも気をつけましょう。

2. 労働経済から

厚生労働省は、今まで年間の総労働時間を1800時間にするという目標を掲げてきましたが、取りやめることになりました。これは、外国との国際競争に勝っていくためには、この目標課題は時代にずれていると認識したようです。これ以外にも、ずれている認識のものを、もっと見直ししてほしいところです。

3. 社会問題から

先月もご案内しましたが、算定基礎届の提出が始まります。これは456月に支給された賃金総額から決定されるものです。
 すでにお手元に社会保険事務所や健保組合より書類が送付されてきていると思いますので、ご連絡をお願いします。

4. トピックス

厚生労働省の発表によりますと、合計特殊出生率(一人の女性が一生のうちに子供を産む人数)が過去最低を更新したとのことです。少子高齢化に伴い、国も育児休業給付の増額など、いろいろな手を施しているようですが、なかなかうまくいかないようです。
 また、子供を欲しくてもできないような場合も増え、不妊治療に対する公的な補助をもっとしていくことも必要ではないかとの意見も出てきています。
 霞ヶ関での考えではなく、国民の目から見た制度作りが必要です。

2005年6月29日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2005/5/30) アーカイヴ

1. はじめに

若葉が目にまぶしい季節となりました。
しかしながら、さわやかな時期も後わずかで、入梅が近づいてきました。
 今年はどんな梅雨になるのでしょうか。今年の前半は、災害が多いような気がしますのが、このあたりで治まってほしいものです。

2. 労働経済から

マスコミ報道ですが、厚生労働省は一般労働者についても、残業手当を支払わないですむ制度を検討しているようです。今までも裁量労働制などがありましたが、国際競争の中、成果主義の考えも考慮し始めた措置かと思います。ただ、連合等が反対しておりますので、今後の動きに注目です。

3. 社会問題から

 7月になりますと算定基礎届の提出が始まります。これは456月に支給された賃金総額から決定されるものです。今月の給与を支給したなら、早いうちに準備をして頂くことをお勧めします。
 書類も6月下旬ごろより送付されると思いますので、保管の程お願いします。

4. トピックス

最近、会社の合併や分社化をされるケースが増えてきました。労働保険、雇用保険、社会保険の手続きにつきましても、ケースバイケースにより、手続きが違いますので、ご理解のほどお願いいたします。なお、労災保険料率など、保険料に関係するケースもありますので、事前にお問い合わせくださいますよう、よろしくお願いします。
 また、都道府県により、同じ内容でも手続きが違うケースも出てきますので、ご注意ください。 

2005年5月30日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2005/4/28) アーカイヴ

1. はじめに

やっと過ごしやすい季節となりました。今年のゴールデンウィークは、少し休暇を取ると大型連休になるようです。そのせいか、海外旅行に大勢の方が出かけるようです。羨ましいですよね。
私は、暦どおりで、残念ながら、今のところ計画はありません。

2. 労働経済から

4月より育児介護休業法が改正されました。養育する子が満1歳になっても保育所等に入所できない等、一定の条件を満たすことにより1歳6ヶ月まで育児休業を延長することができます。この場合は、育児休業給付も同期間、受給することができるようになりました。

3. 社会問題から

前述した育児休業の延長により、社会保険料の免除期間も同じように1年6ヶ月まで延長されることになりました。
 また、子が3歳になるまで育児休業を取得した場合には、さらに、社会保険料が免除できるようになりました。(これは一部の大企業が実施しているだけのようです)

4. トピックス

今年の4月1日より個人情報保護法が施行されました。
 人事労務面についても本人の同意がない限り第3者に情報を提供することはできません。
 また、人材募集に応じて面接に来た方が不採用になった場合、その方の履歴書等の情報も6ヶ月以内に削除しないといけなくなりましたので、取り扱いには充分な注意が必要です。
 あまり神経質になることはありませんが、最低限、人事関係書類等はきちんと管理しておくことは必要です。
 

2005年4月28日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2005/3/30) アーカイヴ

1. はじめに

 今月から新しい年度に入りました。新入社員の方も入社し、いろいろ慌しいことと思います。また、それに伴い、様々な手続きがありますので、よろしくお願いいたします。
 法改正も4月からありますので、ご注意ください。

2. 労働経済から

 4月より雇用保険料率の改定がなされ、一般事業におきましては、保険料率が労使とも1000分の8となりました。
 また、今まで使われていた税額表も廃止され、すべて料率で雇用保険料を計算することになりました。給与計算の際には充分ご注意ください。

3. 社会問題から

 介護保険の保険料率につきましては、3月より改定され、1000分の12.5(それぞれ6.25ずつ折半負担)となります。
 給与計算上は4月支給分より変更となりますので、確認をお願いします。
 保険料を上げるだけでなく、給付するほうをもっと考えてもらいたいものです。

4. トピックス

 4月1日より5月20日まで、労働保険料の年度更新の手続きが行われます。書類は緑色の封筒で送付されてきますので、よろしくお願いします。
 雇用保険に加入している方と、アルバイトなど加入していない方に分けて、賃金合計を各月ごとに算出します。
 その際、従業員の人数も各月ごとに計算してください。
 これを元に当事務所にて手続きをいたします。よろしくお願いいたします。

2005年3月30日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2005/2/25) アーカイヴ

1. はじめに

今年は花粉の量が例年の5倍から10倍といわれております。幸い、私はまだ花粉症にはなっていないようです。
 花粉症の方は、1年で一番つらい時期になるかと思いますが、現在ではかなり予防医学も進んでいるようですので、医者に相談されては如何でしょうか。

2. 労働経済から

労災保険料率の改定の審議がなされているようです。一般的な事業では労災保険率が1000分の5となっており、ほとんどが該当していますが、この部分をもう少し細分化していくようです。 また、メリット制についても、その料率が検討されています。 

3. 社会問題から

介護保険の保険料率につきましては、今年もまた改定が決定しました。つい先日、負担年齢の問題が先送りになったばかりですが、昨年に引き続いての見直しです。自分たちの保険料の使い道はさておき、保険料負担ばかりされては堪ったものではありません。

4. トピックス

今年は老年者控除の廃止、雇用保険料の保険料率のアップ、平成29年まで続く厚生年金保険料のアップ、場合によっては、介護保険料率のアップ、と増税ばかりです。
 特に、給与計算をしておりますと、変更確認は大変ですし、増税ばかりでイヤになってしまいます。
 痛みの伴う改革と首相は言っていましたが、痛みばかりでいい加減にしてほしいというのが実感ですが、如何なもんでしょうか。

2005年2月25日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2005/1/28) アーカイヴ

1. はじめに

年末年始辺りから寒さが厳しくなってきました。相変わらず風邪も流行っているようですが、健康管理には充分お気をつけ下さい。
 また、今年は花粉の量が例年の数倍といわれております。
 花粉症の方はお気をつけ下さい。

2. 労働経済から

本年4月より雇用保険料が上がりますが、それに伴い税額表が廃止され、率のみの計算方法となります。今のうちから準備のほどお願いします。特に給与計算を給与ソフトでされている事業所様では、落ち度のないよう対応の程お願い致します。

3. 社会問題から

年金相談は3~4月にかけて大変込み合います。待ち時間が3時間ということもざらにあります。寒い時期は比較的すいておりますので、相談に行かれる方は今のうちにご利用ください。
なお、どうせ行かれるのでしたら、朝一番が経験上お勧めです。

4. トピックス

出産手当金や傷病手当金を申請する場合、日数の訂正等を行う場合があります。最近は比較的捨印や訂正印がなくても受付をしてくれますが、この給付の場合は、本人の訂正印が必要になります。
 これは、給付日数により給付額が決定されるため、日数の間違いがあると、支給額に影響があるから、本人の訂正印を押印することにより、確認をしているようです。
 申請の際に記入することも可能ですので、不明の場合は空欄にしておいて頂いても問題はありません。

2005年1月28日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2005/1/6) アーカイヴ

1. はじめに

平成16年は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
 平成17年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 皆様にとって良い1年でありますよう、お祈りいたしております。

2. 労働経済から

平成16年12月より、募集に際して、年齢制限を設ける場合、今まで求人票には、その該当する理由の番号を記載するだけでよかったのですが、今後は、具体的な理由を記載することになりましたので、ご注意ください。だんだんと、欧米にならった規制となって来ました。

3. 社会問題から

介護保険料の負担年齢の引き下げが検討されておりました。現在は40歳ですが、20歳に下げようとして反対されたため、段階的に年齢を下げようとしたのですが、経済界や運営する市町村からの反対が強く断念せざるを得なくなりました。徴収することだけでなく、効率の良い給付をもっと考えるべきだと思います。5. トピックスQ&Aに関連して、最近の傾向として、特に大手企業においては、請負契約をやめて、派遣契約に切り替えるところが増えてきているようです。
 今までも指摘されてきておりましたが、請負契約と派遣契約では、非常にグレーゾーンの部分が多かったのですが、ここにきて、コンプライアンスしようという機運が高まり、このような動きが行われているようです。
 派遣契約では、指揮命令を直接できるため、法違反の問題がほぼ解消されることになります。

2005年1月6日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り