小林事務所便り (2000/2/28) アーカイヴ
1. はじめに
寒い日が続いていますが、暦の上では春になっています。今年の杉花粉は昨年の5~10倍の飛散量といわれています。花粉症の方にとってはつらい季節ですが、なんとか乗り切っていきましょう。2. 労働経済から
労働省は、毎月勤労統計の平成11年分集計結果(速報)を明らかにしました。常用労働者を5人以上雇用する事業所の1人1ヶ月あたり現金給与総額(賞与含む)は353,357円で、前年と比べると1.4%減少し、常用労働者5人以上規模による統計開始以来初めて2年連続で前年割れとなりました。3. 社会問題から 加入者自身が運用方法を決め、その実績次第で受取額が変わる「確定拠出型年金(日本版401K)」の最終案が固まりました。
企業が従業員の為に掛け金を負担する「企業型」と個人が金融機関の窓口で申し込み、自分で掛け金を負担する「個人型」の2種類があり、それぞれ来年の1月と3月に導入の予定です。5. トピックス 労働省は、仕事と家庭の両立を支援するため、来年度から助成制度を拡充することにしました。育児休業者の代替要員を確保し、休業後に原職復帰をさせた場合に、50万円を支給する制度を創設します。
育児・介護休業者の職場復帰講習を実施する事業主に対して支給している奨励金を引上げ、支給要件を緩和するとともに、事業主団体も対象に加えます。
個人向けには再就職訓練の援助策を拡充させるほか、地域間の相互援助活動も増進させる予定です。
2000年2月28日 12:00 AM カテゴリー: 旧小林事務所便り