小林事務所便り (2004/9/3) アーカイヴ
1. はじめに
今年の夏は、猛暑となりました。
毎日が真夏日で、私もいささか夏ばてをしてしまったようです。皆様は如何な夏を過ごされたでしょうか。
まだまだ、暑い日が続きそうですが、季節の変わり目は体調を崩し易いので、健康管理には充分にお気をつけ下さい。
2. 労働経済から
毎年改定される最低賃金法ですが、今年は改定を行わないことのようです。昨年と同じ、1時間当り、東京は708円、神奈川は707円ということになります。なお、業種によってはもっと高い賃金基準が設定されておりますので、ご注意ください。
3. 社会問題から
健康保険組合連合会が集計した全国の2003年度の決算見込みによると、5年ぶりに経常収支の合計が黒字になったということです。ただし、全体の43%の組合がなお赤字の状態が続いているとのことです。健保組合の解散も歯止めがかからず、財政は依然厳しい状況にあるということです。
4. トピックス
民主党が提出した年金改革法案の廃案要求は、自民、公明両党の反対多数により否決されました。これにより、この秋より社会保険料が値上げされることになりました。厚生年金保険料は最終的には18.3%まで引き上げられますが、トヨタの奥田会長が、15%が限界と発言しており、今後の情勢が気になるところです。
経団連会長のこの発言をもっと強く訴えてもらい、少しでも保険料率が抑えられることを祈るばかりです。
2004年9月3日 12:00 AM カテゴリー: 旧小林事務所便り