小林事務所便り (2004/2/26) アーカイヴ
1. はじめに
今年の冬は、気温の低い割には比較的暖かく感じられる日々が続いているように思われますが如何なものでしょうか。
3月は年度末となり、何かと忙しい時期になりますので、充分に健康面には注意をして、元気でお過ごしください。
2. 労働経済から
厚生労働省は、65歳定年制を義務化しようとしていますが、経済界の猛反対により、その実施はかなり難しいようです。高齢者を引続き雇用するということは、若い労働力の採用を抑制してしまう恐れがあり、年金受給年齢まで定年を引き上げたい厚生労働省には頭の痛い課題となっているようです。
3. 社会問題から
政府官掌の健康保険の事業所様におかれましては、新保険証との差し替えを行いました。
今回より、被扶養者にも一人一枚の配布となります。紛失した場合など、サラリーローン等で悪用される場合もあるようですので、取扱には充分ご注意ください。
4. トピックス
年金改革で一番の関心事であった厚生年金の適用者の拡大(週20時間以上は加入義務)について、その検討は5年後に先送りになりました。これはおそらく、夏に実施される参議院選挙を睨んでの対応かと思います
この件につきましては、私的には少しほっとしたところですが、今の国会議員は、選挙で勝つことしか頭になく、本来の国民のために国をよくしようとする姿勢がほとんどないように思われます。
何度も言うように、国民が納得する制度を作り上げてもらいたいものです。
2004年2月26日 12:00 AM カテゴリー: 旧小林事務所便り