小林事務所便り (2002/9/27) アーカイヴ
1. はじめに
猛暑だった夏もようやく終わりを告げ、さわやかな季節の到来となりました。
運動会や社員旅行といった行事が行われれるのも、このころが多いようです。
日頃のストレスを大いに発散して、リフレッシュに努めましょう。
2. 労働経済から
厚生労働省は、失業手当の財源となる雇用保険料を10月より0.2%(これを労使折半負担)引き上げる決定をしました。
これにより、10月分の給与より雇用保険料が改正されますので給与計算の際、ご注意ください。
3. 社会問題から
日米両国は年金通算協定を結び、自国民が相手国で働いた場合に公的年金保険料の二重払いや掛け捨てが起こる問題を2004年をメドに解消する見通しです。
これにより、個人や企業の負担を軽くすることで、日米間の労働移動を円滑にすることが容易になりそうです。
4. トピックス
雇用の流動化に対応するための社会保障制度の改革案が出揃ったようです。
厚生労働省は、失業した会社員や待機中の派遣労働者が希望すれば、厚生年金に継続加入する制度を提示しました。
失業中も厚生年金に継続加入できれば、老後に受け取る厚生年金の減額も避けられ、国民年金に移行する手間も省けます。
但し、保険料は全額自己負担となるため、保険料がかなり高額になってしまうという問題点もあり、今後の課題とされているようです。
2002年9月27日 12:00 AM カテゴリー: 旧小林事務所便り