小林事務所便り (2002/1/30) アーカイヴ
1. はじめに
1年で1番寒い季節となりました。健康面には充分注意され、風邪など引かぬようにお過ごし下さい。
また、冬季オリンピックが開催されます。長野オリンピック以上の日本勢の活躍を期待しています。
2. 労働経済から
完全失業率が、史上最悪を更新しています。政府もいろいろと雇用対策を打ち出してはおりますが、なかなか決定打となる打開策を放つことができないようです。
特に、40歳以上の非自発的失業者(リストラ、倒産等による)が急増している点が気がかりです。
3. 社会問題から
政府管掌健康保険の患者負担が3割と小泉首相は強く要望していますが、坂口厚生労働大臣は、2割の維持を模索しており、政府内部でも意見が分かれているようです。
保険料の値上も予定されており、3割負担になればダブルパンチを受けた格好になってしまいます。
4. トピックス
2002年春闘が始まりました。今年は賃上げといった今までのような要求は完全に姿を消し、ワークシェアリング等を導入して、雇用の維持を図るという形に様変わりしてきています。
また、同業種間でも、企業によって収益が二極化しており、各組合の足並みが揃わない様相を呈しています。
最近、労働組合の組織率の低下が言われてきていますが、益々拍車がかかってしまいそうです。
2002年1月30日 12:00 AM カテゴリー: 旧小林事務所便り