小林事務所便り (2000/7/2) アーカイヴ
1. はじめに
2000年も早いもので半年が過ぎ、後半に入りました。20世紀も残り半年ということになりますが、仕事のほうはうかれることなく、着実にこなしていきたいと思っています。2. 労働経済から
人材派遣料金の二極化傾向が鮮明になっています。専門性の低い一般事務職が1時間当り2000円を切るケースが増える一方、実務経験や専門性が求められるセールスエンジニアやネットワークエンジニアは3500円以上と、技能レベルによる料金格差が幅広い職種で表れてきています。3. 社会問題から 本年7月に予定されていた健康保険法案等の改正案が先送りとなりました。
改正案の主な内容は、介護保険料の引き上げ、70歳以上の患者の自己負担の定額制から1割定率制への切り替え、高齢者以外の患者の負担上限額の引き上げ、といったものであったのですが、これにより、医療費増に歯止めをかけることができなくなりそうです。
4. トピックス
①今年の上場企業などの夏休みの予定日数は平均で7.5日との調査を労働省がまとめました。なお、10日以上の大型連休を採用する企業が減る一方、3日以上の連続休暇を予定している企業は83.7%になります。
②株価に連動した報酬制度であるストックオプション(自社株購入権)を導入した株式公開企業が6社に1社にのぼりました。これは、経営者が株価を意識した経営姿勢を強めていることが背景にあり、従業員の士気向上を目指して、付与する対象を幹部以外に広げるケースが目立ちます。
2000年7月2日 12:00 AM カテゴリー: 旧小林事務所便り