人事労務相談、就業規則の作成、給与計算、労働社会保険各種届出手続、助成金等 - 新宿区高田馬場 社会保険労務士 小林事務所

高年齢雇用継続給付金

1. はじめに

大雪、激寒の季節もようやく過ぎ去ろうとしています。そろそろ日差しも心なしか強くなった感じがして、春が近づいてきた兆しがします。
花粉症の方など、つらい時期となりますが、予防を万全にしてお過ごし下さい。

2. 労働経済から

 新聞等の報道では景気が良くなってきたという話がありますが、職安の求人コーナーをもて見ると、以前よりはかなり忙しくなってきたようです。
ということは、企業にとっても業績が上向いてきたのかなという気がします。

3. 社会問題から

昨年に引き続きまして、介護保険料率が改正され、引き上げられるようです。平均すると、1月105円の負担増となります。
仕方がない部分はありますが、社会保険庁も自身の改革をお願いしたいものです。

4. トピックス

相手方がいる第三者行為の通勤災害がありましたが、うっかり見舞金のつもりで1万数千円受け取ってしまったところ、あとからこれは示談金だと相手方に言われ、求償に応じてもらうのに時間がかかってしまうということがありました。
話し合いは当然当事者間でやってもらうのですが、このような場合があるので、うっかり金品をもらうことがないようにしてください。労災給付が止まる事もありますので、ご注意下さい。相手方の連絡先を確認し、お金の話は後からするようにしましょう。

2006年3月1日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

定年延長

1. はじめに

この冬は暖冬の予想に反し、各地で大雪となり、12月の平均気温は観測史上最も寒い記録となったそうです。
長野県出身の私ですが、この寒さにはまいっています。
季節柄、健康には充分ご注意ください。

2. 労働経済から

今年の4月より、定年年齢が62歳に延長されます。60歳に到達した段階で再雇用制度や契約の変更など、今までと違った契約内容に変更することも可能になってきます。そうするには、就業規則に記載する必要がありますので、特に該当者のいる事業所様では、就業規則の見直しが必要になります。

3. 社会問題から

国民年金保険料の未払いが問題となっておりますが、社会保険庁は未払い解消をめざし、保険料の徴収を強化していく模様です。老齢年金ばかりに目がいってしまいますが、障害年金や遺族年金もありますので、国民年金はしっかり納付しておくべきでしょう。

4. トピックス

厚生労働省は一定水準以上の年収を得ている会社員を対象に、休日や深夜の労働に割増賃金を支払う規制から除外する検討に入っているようです。
新たに対象となる社員は
①職務について使用者から具体的な指示を受けない
②成果や能力に応じて賃金が決まる
③一定水準以上の年収が確保される
などの条件を満たすことが必要になります。今後、これについては情報が入り次第、お知らせしていきます。

2006年2月1日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

年次有給休暇の改正案

1. はじめに

昨年中は大変お世話になり、誠にありがとうございます。
本年もよろしくお願いしたします。
皆様にとりまして、平成18年もより良い年でありますよう、心よりお祈りしております。

2. 労働経済から

厚生労働省は最低取得単位が一日とされていた(会社が認めた場合は半日単位)年次有給休暇制度について、時間単位で取得できるようにする検討に入ったようです。早ければ2008年にも新基準を導入したい考えのようですが、管理方法が大変になります。

3. 社会問題から

 厚生労働省は、会社員が加入する厚生年金と、公務員を対象とする共済年金の統合案をまとめる時期について、来年秋の予定を半年程度、前倒しする方針を固めたようです。
与党と民主党の思惑があるようですが、納得のいく制度にしてほしいものです。

4. トピックス

労災保険未加入の事業主に対する費用徴収制度が強化されました。
これにより、事業主が労災保険の加入を怠っていた期間中に労災事故が発生した場合、遡って保険料を徴収するほかに、労災保険から給付を受けた金額の100%又は40%を事業主から徴収することになりました。
これをお読みの事業所様には、関係のない話ですが、お知り合いの事業主さんで未加入の方がおられましたら、ぜひとも教えてあげてください。

2006年1月1日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

定年延長の義務化

1. はじめに

毎年同じことの繰り返しになりますが、早いもので12月になります。
年齢を重ねるほど、1年が過ぎるのが早い気がします。
忙しい時期になりますが、36協定や就業規則の変更の届出など、忘れているものがないかご確認下さい。

2. 労働経済から

請負と派遣の取り扱いについて、請負契約をして仕事をしている場合、請負先での指揮命令下にはなりません。派遣契約であれば、派遣先の指揮命令下になり、指示を受けることは問題ありません。請負の場合、つい指示をしてしまったりして違反を犯すケースがあるようです。

3. 社会問題から

12月になりますと、賞与を支払う企業さんも多いかと思います。ご存知のように、個人ごとに記載した賞与支払届の提出の必要がありますので、支給された際には、ご連絡下さい。また、支給予定で、支給できなかった場合でも、不支給の届出が必要になります。

4. トピックス

 11月より改正不正競争防止法で刑事罰が拡充されることになりました。 
転職により、営業秘密を漏らしたりすると刑事罰や損害賠償の恐れが発生してきます。 
また、漏洩にかかわった個人だけでなく、採用した法人にも1億5千万円以下の罰金が科せられます。 
まず、保持すべき秘密を特定することと、後で漏洩問題に巻き込まれないためにも、従業員と会社できちんとした秘密保持契約を結んでおく必要があると専門家は指摘しています。

2005年12月1日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

ホームページ更新

1. はじめに

 先日まで暑いと思っていたら、もう寒い季節がすぐそこまで来ています。
季節の変わり目は、体調を崩しやすいのでご注意下さい。
電車に乗っていると、早くも咳き込んでいる方がおりますので、風邪には充分気をつけましょう。

2. 労働経済から

 最低賃金法が10月1日より改正されました。
それに伴い、東京都では714円 神奈川県につきましては、712円になります。
採用等の際、念のためご確認ください。

3. 社会問題から

 健康保険料は現在最高等級で980千円ですが、これを新たに4~5等級を設けて120万円程度まで引き上げることが検討されております。
選挙が終わったと同時にこのようなことが提案されるのは、相変わらず目が国民に向いていない気がします。

4. トピックス

 特に社会保険の資格取得日、喪失日について気をつけたい点があります。
次の会社が決まっていて、すぐに就職される方について(入社・退社とも)、できることであれば、被保険者期間を空けずに手続していただければと思います。
1年以上被保険者期間があればもらえるはずの傷病手当金、出産手当金の申請トラブルを防ぐ意味もあります。
1日が、土日や祝日で、翌月曜日から出勤した場合など、このケースがおきやすいので、1日より加入してあげましょう。

2005年11月1日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2005/9/30) アーカイヴ

1. はじめに

今年の夏は昨年以上の猛暑となりました。また、台風や局地的な雷雨もあり、自然の怖さを身近に感じたような気がします。
 しかしながら、ようやく清々しい季節となりました。心のほうも晴ればれといきたいものです。

2. 労働経済から

厚生労働省は労使間で労働条件を決める際の基本的なルールや手続を定めた「労働契約法」(仮称)の制定を目指す方針を決めたもようです。
 就業形態が多様化し、労働の最低条件を一律に定めた労働基準法では対応しきれなくなったためのようです。

3. 社会問題から

7月に算定基礎届を提出しましたが、それを基に10月の給与支給分より、社会保険の標準報酬月額の変更がある方がいると思いますので、ご確認をお願いします。また、それに併せて、厚生年金保険料も被保険者負担が7.144%になりますので、ご注意ください。

4. トピックス

少子高齢化に伴い、様々な制度ができております。Q&Aの法改正もそうですし、それに伴って、Q&Aの手続きをして標準報酬月額が下がっても、厚生年金の標準報酬月額を従前のままの等級でみなしてくれるという制度が、新たに創設されております。
 Q&Aの申請書を「健康保険・厚生年金保険育児休業等終了時報酬月額変更届」といい、従前の等級とみなしてくれる申請書を「厚生年金養育期間標準報酬月額特例申出書」といいます。

2005年9月30日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2005/8/30) アーカイヴ

1. はじめに

夏はいかがお過ごしになったでしょうか。満喫された方、休みを取れなかった方等いろいろでしょうが、今年も1/3を残すことになりましたので、頑張っていきましょう。 また、この時期になりますと、夏の疲れが出やすくなります。水分を充分に取り、健康に注意しましょう。2. 労働経済から
アスベストの件で、労災給付関係にいろいろと不都合が出ているようです。労災給付は、事柄により時効期間が異なりますが、今回の件は5年が時効です。 これでは過去の分が救済できないということで、急遽延長する動きが出ております。しっかりした対応が望まれます。

3. 社会問題から

厚生労働省は、少子化対策として、出産一時金などを増額する一方、傷病手当金や埋葬料は減額する方向で見直しに着手するようです。最近は精神的な病気により傷病手当を申請する方が増えておりますので、給付節減の措置のように感じられます。

4. トピックス

有効求人倍率が増加傾向にあります。これは企業が人の採用を増やしていることの表れです。この数字により、景気も回復傾向にあるという見方もできます。 それでも、ハローワークに行くと、失業者で朝などは人で溢れそうになるくらいです。
 相変わらず、需給と供給のミスマッチが続いているようです。
 ニートと呼ばれる方々もいて、なかなか難しいご時世ですが、個人的には若い方には、とにかく仕事に打ち込んでもらいたいところです。

2005年8月30日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2005/8/2) アーカイヴ

1. はじめに

いよいよ夏本番となりました。
 夏休みを計画されている方も多いと思います。昔に比べて、帰省ラッシュなど、分散化傾向にあり、大渋滞も多少解消されつつありますが、国民大移動の様相は変わらないようです。心にゆとりを持って出かけましょう。

2. 労働経済から

求人に伴う年齢制限につきまして、今までは努力義務でしたが、今後は限りなく年齢制限をしてはいけないということで職業安定所より指導を受けました。各事業所ごとで、いろいろ事情はあろうかと思いますが、極力求人の際には年齢制限をしない様に、ご協力をお願いします。

3. 社会問題から

 すべての年金受給者が受け取る基礎年金を賄うのに必要な現役世代の保険料負担が2003年度は一人当たり月14800円となり、過去最高になりました。これは高齢化で年金受給者が増える一方で、国民年金の未納率が36%台の高止まりになっている影響が考えられます。

4. トピックス

障害者雇用の問題で、悪質な企業につきましては、2社が会社名を公表されましたが、行政官庁においても法定の率を遵守していないケースが散見されることが判明しました。民間にだけ取締りを厳しくし、身内である行政機関については、大目に見ているというやり方は、納得がいきません。こういったようなことは、他の様々なところで見受けられます。
 先月号で、多少対応がよくなったような話をしましたが、残念ながら、まだまだ至らぬ点が多いようです。

2005年8月2日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2005/6/29) アーカイヴ

1. はじめに

うっとうしい梅雨の季節となりました。早く梅雨が空けてもらいたいところです。 今年はどんな夏になるかわかりませんが、今のうちから暑さ対策は万全にしておきたいところです。
 水分を多めに取るなど、健康管理にも気をつけましょう。

2. 労働経済から

厚生労働省は、今まで年間の総労働時間を1800時間にするという目標を掲げてきましたが、取りやめることになりました。これは、外国との国際競争に勝っていくためには、この目標課題は時代にずれていると認識したようです。これ以外にも、ずれている認識のものを、もっと見直ししてほしいところです。

3. 社会問題から

先月もご案内しましたが、算定基礎届の提出が始まります。これは456月に支給された賃金総額から決定されるものです。
 すでにお手元に社会保険事務所や健保組合より書類が送付されてきていると思いますので、ご連絡をお願いします。

4. トピックス

厚生労働省の発表によりますと、合計特殊出生率(一人の女性が一生のうちに子供を産む人数)が過去最低を更新したとのことです。少子高齢化に伴い、国も育児休業給付の増額など、いろいろな手を施しているようですが、なかなかうまくいかないようです。
 また、子供を欲しくてもできないような場合も増え、不妊治療に対する公的な補助をもっとしていくことも必要ではないかとの意見も出てきています。
 霞ヶ関での考えではなく、国民の目から見た制度作りが必要です。

2005年6月29日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り

小林事務所便り (2005/5/30) アーカイヴ

1. はじめに

若葉が目にまぶしい季節となりました。
しかしながら、さわやかな時期も後わずかで、入梅が近づいてきました。
 今年はどんな梅雨になるのでしょうか。今年の前半は、災害が多いような気がしますのが、このあたりで治まってほしいものです。

2. 労働経済から

マスコミ報道ですが、厚生労働省は一般労働者についても、残業手当を支払わないですむ制度を検討しているようです。今までも裁量労働制などがありましたが、国際競争の中、成果主義の考えも考慮し始めた措置かと思います。ただ、連合等が反対しておりますので、今後の動きに注目です。

3. 社会問題から

 7月になりますと算定基礎届の提出が始まります。これは456月に支給された賃金総額から決定されるものです。今月の給与を支給したなら、早いうちに準備をして頂くことをお勧めします。
 書類も6月下旬ごろより送付されると思いますので、保管の程お願いします。

4. トピックス

最近、会社の合併や分社化をされるケースが増えてきました。労働保険、雇用保険、社会保険の手続きにつきましても、ケースバイケースにより、手続きが違いますので、ご理解のほどお願いいたします。なお、労災保険料率など、保険料に関係するケースもありますので、事前にお問い合わせくださいますよう、よろしくお願いします。
 また、都道府県により、同じ内容でも手続きが違うケースも出てきますので、ご注意ください。 

2005年5月30日 12:00 AM  カテゴリー: 旧小林事務所便り